人を招く。つながりつづける。

四周年から遡ること一ヶ月前、あおちゃんと同じ家に暮らし始めて、丸二年が経った。


引っ越したばかりの頃、色々な方から、ありがたいことに転居祝いを頂いた。

結婚するようなものなんだから、ちゃんとしたものを、との声に遠慮なく甘えてフードプロセッサーやら、オーブンやら、高価なステンレス包丁やら、ビタミンカラーの耐熱スパチュラやら頂いてしまい、あおちゃんには、甘やかされてるねー、と感心3割、呆れ7割くらいの言葉をもらった。


転居後、少し落ち着いてから、お祝いをしてくだすった方を家にお招きし、ささやかな食卓を囲んだのだけど、L-life planningのつぐさんカップルとだけは、何故かうまくお話を進められず、延び延びに延びた挙げ句、更新期日を前にした日、ようやく企画実現したので、今日はその話。




ちなみにこれはただの彼女自慢なのだけど、我が家は人様に来ていただくのに特別な片付けや掃除をほとんどしない。

週末毎に一通り掃除をしているのを、来ていただく前にすれば事足りる。

チリひとつない、というわけではないが、基本的にスッキリと片付いている。

一応自分も住んでいるうちのことながら、そんな状態がキープ出来るコツが皆目わからないので、そんな同居人と暮らしながらこの状態を保ち続けられるあおちゃんって、ほんとーにスゴいなーと思っている。





昼過ぎ、週の掃除と買い出しを終え、車で一路つぐさんカップル宅へ。



今回お二人にお会いできる話のきっかけになったのが、お譲り頂くものがあることだった。

かなり嵩が張るので、複数人で取りに伺うか、それとも車が必要、となり、それならば、いただきがてら、我が家にそのままお越しいただこうと企画。

あおちゃんが最近カーシェアに入会してくれて、車がかなり気軽に使えるようになったので、こういう企画もしやすい。


かなり余裕をもって出たはずが、追加の買い出しなどしていたらお約束の時間を超えてしまい、汗をかきかきお二人をピックアップ。


お久し振りの再会にわいわいよもやま話をしながら、都内をドライブして我が家にお越しいただく。



手に入れたばかりのChromecastで動画を見て頂いたり、引き続きおしゃべりしたり、ご飯食べたり、頂いたお菓子に舌鼓をうったりしていたら、本当にあっという間に時間が過ぎ、名残を惜しみながら解散。


なんだか、したい話の10分の1も出来なかった気がする。




お二人はかわらず暖かく、会話は幅広く軽妙で、けれど中身はとても充実していて、時に笑い、時にじんわりし、大変愉しい時間だった。


そして、二年前に同居をお祝いをしてくださった方たちと、ゆるくゆるーくつながりつづけ、こうした交流ができていることに、なんともいえない心強さと安心感を感じた日でもあったのでした。

またとおからぬうちに、お招きできる日がきますように。



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遥かなる太陽の王国 その6

スペイン5日目。
この日はレンタカーでロンダという町に向かう。

この町には、古い古い巨大な水道橋が深い渓谷にかかっている。
その景色を、どうしても見たかった。

永いときを経た巨大な建造物は、なんでこうも心をつかむのだろう。



しかしロンダへ向かう道は平坦ではなかった。
レンタカーを借りるのに、まず四苦八苦した。
カウンターのお姉さんの英語はつたなく、こちらの交渉役の父親は耳が遠く聞き取れない。
簡単なやりとりならばともかく、書類を出せ、追加の保険をかけるか、かけない場合のリスクはどうか、ナビの使い方はどうすればいいのか、などとなるとお手上げ状態。

普段の二倍くらいの時間をかけて、なんとか7速のマニュアル車を借りられた。



少し筋から離れる話になるが、今回、両親とスペイン旅行にきて、改めてつよく実感したのは、親との関係の変化だった。
力関係の変化といってもいい。

今まで親と海外旅行に来ると、ほとんどすべて親の手配で物事は動いていった。
父親は英語が堪能で、母親は旅行の計画を立てるのが好きで、あまり労を惜しまず宿を取ったり、交通の手配をして旅のマネジメントをしてくれていた。

食べるところも、泊まるところも、行くところも、どのように行くかも、そこで何が必要かも、すべて親がかりで、幼かった私や弟はただただそれに乗っかって色々な国に連れて行ってもらっていた。


けれど今回の旅は、その多くが私の役目になった。


泊まるところや交通手段は日本で大枠の手配を済ませていたけれど、その都市について、地図を見て、どこに行きたいか、どのように行けるか、書類は何を揃えなければいけないか、どこで何を食べるかの選択肢や手配は、大半が私に任された。

ホテルや交通機関との実務的な意思疎通は、英語の語彙が豊富だけれども耳が遠い父親よりも、なんとなくその場で話されることを予測して、身振り手振りを加えながらやりとりができる私の方が向いていた。


私が30を超え、そして、親が60を超える、というのはこういうことなんだ。



閑話休題。


ようやく借りられたマニュアル車に乗り込んで、早速困った。
どのようにエンジンをかけられるのかがわからない。
取説を引っ張りだすも、全てスペイン語でイラストは入っているものの、必要な操作が探し出せない。


なんとかエンジンをかけて走りだしても、地下の駐車場から上がっていく狭く急な坂道では、横をぶつけそうになる。滑り落ちそうになる。
後ろの車が、狂ったようにクラクションを鳴らす。
エンジンの焦げる嫌な匂いが車の中にまで漂う。



この時点で私と母親は震え上がり、もうレンタカーを返して、バスで行こうと提案したが、運転役の父親は「大丈夫だ。どうにかなる」といって聞かず、ものすごい速度で車が走る右側車線の道路につっこんでいく。

なんとかスクランブル交差点を抜け、ロンダに向かう平坦な一本道に出るも、片道一車線ずつの広くない道路で、お互い100キロ近く出してすれ違っていくので、助手席に座っていると生きた心地がしない。

途中休んだカフェつきのガソリンスタンドでは、バックの方法がわからないことがわかって壁に激突しそうになり、私と父親で、なんと手で車を押し返し、試行錯誤してバックの仕方をなんとか探り当てたりもした。



抜けるような青い空に、風車が周り、遠くには白い壁の村を見晴かすのどかな風景に、天国へのドライブ感を存分に味わいながら三時間弱。



ようやくロンダの街についた時は三人共ヘトヘトで、帰り道もあることを思うと、私はここに車で来ようと提案したことを、心底後悔していた。


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流れる季節のまんなかで

しあわせで穏やかな時間は、当たり前ではないのに、流して過ごしてしまって。

つらいときばかり、強く覚えていて、ながく感じたりしてしまうよね。



あおちゃんが、言う。




本当だね。

本当に本当に本当だね。




いくら意識しても、つい忘れてしまうことなら、しょうがない。
何度だって思いだそう。



週末の約束や、一年後に一緒に過ごす約束を当たり前にできる、そのことがとても恵まれてるってこと。



ごはんが美味しいねえと言い合える日常は、とても貴重なんだってこと。





丸4年間、一緒に時間を過ごしてくれてありがとう。


そしてこれからの一瞬一瞬も、どうかよろしく。







おまけ。

大変好評だったおうちお祝いディナー。
あおちゃんの買ってきてくれた肉の上質さが勝因。

・ローストビーフ
・二種のマッシュポテト
・バターナッツかぼちゃのポタージュ





お互いにプチサプライズと思って買ってきたら被っちゃったケーキ。

黄桃とブルボンバニラのタルト。





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遥かなる太陽の王国 その5

アルハンブラ宮殿の半日ツアーを楽しんでから、長距離バスに乗ってグラナダから港町のマラガへ。
マラガは避暑地であり、ビジネス街であり、かなり近代的な雰囲気の町で、同じアンダルシア地方でもだいぶグラナダと雰囲気が異なる。


ここで、うちの父親が何故か日本から持ってきてしまった大量の書籍が荷物量の限界を越える。
旅先でも買い足すのだから、書痴という人種はなかなかに厄介だ。


日本の家に送る手続きもわからなければ、段ボール箱をどこで入手出来るかも不明。
右往左往した挙げ句、大型デパートのイルコンテイングレスに入っているDIYショップの店員さんに身ぶり手振りでコミュニケーションをとり、なんとかゲット。

この、スペイン最大のデパートチェーンのイルコンテイングレスには、食材から何から何かとお世話になり、各町のイルコンテイングレスで、毎日のように買い物をしていた。


さて、夕食を、と町をさまようも、マラガは、手持ちのガイドブックにあまり詳しいことが載っていなかったせいで、適当な食事どころが見つからず。
そこら辺のバルにはいり、食べたエビのタパスは美味しかったけれど、あくまでおつまみ程度。
割高なホテルのルームサービスを利用することになった。


行き当たりばったりの店探しに限界を感じ始めたのがこの頃。
見知らぬ町をふらふら歩いている中で、適当にそこら辺に入って美味しい店に巡り会う、という嗅覚をあまり持ち合わせていないのが残念なのだけど、ここで世界最大のトリップアドバイザーの力を借りる、という技を身に付ける。

ここから飛躍的に外食がレベルアップしたので、食べる店の下調べは日本で以上に大事だったなあと痛感した。



次の日は、この旅の(私にとっての)最大の目的地ロンダに向かうのだが、何気なく選んだ「レンタカーを借りる」という移動手段に、この旅最大級の恐怖を味わうことになるとは、知るよしもなく、スペイン四日目が終わったのだった。


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からだとのつきあい方

不定期に、しかし何故かある程度定期的に、体調をくずす。

風邪、というほどハッキリした症状ではなく、未病とでもいうべき曖昧な不調で、くずれる。



とにかくだるくて体を起こすがしんどく、起きるとお腹が痛くなってトイレに駆け込む。
頭を起こしていると、頭や手足などの体の末端がじわじわ冷たくなるような感じがして、たまらず寝転がる。
寝転がっていると、後頭部が枕に沈みこんでいくような、平衡感覚が狂っているような感覚に襲われる。


大体は一時間くらい寝転がったりトイレに何度か行く中で少しずつ復調し、なんとか会社に行くくらいの時間には家を出る位の気力を取り戻せる。
始業時間の遅い会社でよかったと、心底思う瞬間だ。



それでも、どうしても出勤時間までに復調しないときもある。

何度か立ち上がって、自分に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせ、口にも出し、着替えたり、メイクをするのだけど、結局頭を立てていられなくて、床に転がる。
諦めて、会社に、全休か、半休の連絡をいれる。

耳鼻科に這いずるように向かい、一通りの検査を受け、「三半規管のバランスが崩れてますね」とお定まりに伝えられ、目眩の薬とビタミン剤を受けとる。


本当にそれが効いているのかはわからないけど、大体はそれを飲んで寝ていると少し楽になり、昼過ぎ、もしくは、次の日には会社には行けるようになる。


仮病なんじゃないか、という自分への疑いにもやもやと苛なまれながら、体がオッケーを出すのを待つ時間はくるしい。




何日かそんな朝を繰り返し、いつの間にか、また普通に起き上がって朝の仕事が出来るようになる。




発生する頻度は、1ヶ月から4ヶ月に一度位。
一回の期間は大体一週間から二週間。

たしか、30になる少し手前くらいからはじまり、そんな頻度で繰り返し不調の波は訪れている。



これも、ひとつの老化なのだろうなあと思う。


次第に体調を快調に保ち続けることが難しくなる。


今までどおり、ではなく、今の体に合った過ごし方をし、足りないものは補わないと、体がシグナルを出しはじめる。
それを続けるのは無理だよ、と。



みずからを明らめ、そして諦めて、日々の体と付き合っていかねばね。




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どたばた働き、美味しいご飯をぱくぱく食べ、5歳上の彼女とのお付き合いはのんびりまったり、一緒に楽しく暮らしております。

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