元恋人論

「一番に思うのは、別れたばかりの元恋人は、
 絶対に友人ではないということ」



ずっと、読んでいるブログがある。
書き手は、実は友人としての縁は切れてしまった人だけれど、
その人の、ふれたら、すぱっと切れてしまいそうな、
潔癖な位に際立ってするどいものの考え方や書き味が
好ましく、何年もふらりとよっては読み続けている。

その最新の記事の中で、元恋人との関係について
書かれていた文章は、あまりに端的で、
私は、息をつめて、一気に読んだ。
そして、何度も読み返した。


文章はこう続く。

「別れたのち、互いに他の恋愛をしながら
 再び友人としての関係を築いていくというのはあるだろう。
 でも、別れた直後の元恋人は「互いに所有欲が消えない元恋人」
 であって、決して「友人」ではない。」



思えば過去、何度も間違いを繰り返した。

「友達に戻ろう」とすることで、ますます壊れていく、
大事だった筈の人との関係。
どんどん尊重できなくなり、ないがしろにされたり、したりして、
よかった筈の思い出すら打ち消す程に歪んでしまう、
その人との間柄。

元恋人と連絡をとり続けようとする行為は、
その人の記憶や感情から、自分が重みをなくしていき、
忘れられてしまうことの痛みを回避する為の
「マーキング行為」だ。


人と人との関係の高レベルが「恋愛関係」で、
中レベルが「友人関係」なのではない。
(そして最高レベル、が、婚姻関係なのでも、全くない)

それらは全く別に成り立つ関係で、それぞれの関係を築くには、
それぞれ別の要素を必要とする。

一度、恋人、という関係になり、それが破局した後、
もし友人関係という新しい関係を築きあげたければ、
それは一旦、お互いに多くを忘れ、恋人だったという関係が
サラになるだけの、お互いに関わらない時間が必要なのだ。


それでも、別れるということは、目もくらむほど高いところから
叩き落されるようで、痛い、怖い、辛い、悲しい。
荒れ狂う感情に、翻弄されて、息も出来ない。
まだ残る温もりを求めて、必死にしがみついてしまう。

でも、そこで「友人」にソフトランディングするのは、
無理なのだ。無茶なのだ。
それは関係と自分の気持ちと思い出を、むしろ、
徹底的に損なってしまうのだ。


であれば一度、きちんと離れた方がいい。

自分の未来に待ちうけている、新しい関係を、
両手を広げて、正面からうけとめるために。



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コメント

1 ■ナットク!!

はじめまして。

数ヶ月前に恋人さんと別れたとき、
「トモダチに戻ろう」
って言われて、
どーやって戻るんじゃい??
と散々苦しんだまま、「ほんとに元恋人とトモダチに戻ることができるのか?」ってのが最近の命題でした。
でもこの記事のおかげでスッキリナットクする答えが得られました。

ありがとうございます。
  • 2011-11-04 23:14
  • URL
  • nuts #79D/WHSg
  • Edit

2 ■Re:ナットク!!

>nutsさん
はじめまして!
おお、こんな以前の記事に目を通していただいて
とても嬉しいです。

この記事は、書く元になった記事を読んで、私自身が
頭を殴られて、目から鱗がぼろぼろぼろっと落ちるような思いで、
書き上げた記事だったので、誰かに届いたことが、本当に嬉しい。

関係が変わる、というのは難しいです。
手を変え品を変え、何度も書いてしまうテーマです。
  • 2011-11-06 17:53
  • URL
  • ヨコ #79D/WHSg
  • Edit

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