ヴァーチャルでリアルなわたしの話


「リアルの知り合いには、共働きで同棲しているレズビアンカップルがほぼいない」



その発言を目にしたのは、何気なくツイッターのタイムラインを追っている時だった。


だいぶびっくりした。


思い出したのは、この記事を書いた時のこと。


でも、そうかもしれない、と思い直した。



私は不可視だ。

そして誤解を恐れずにいうなら、わたしたちは、不可視だ。


いくらブログを書いていても、ツイッターで呟いていても、幻のようなものだ。


フツーに会社に行って、顔を合わせ、話し合い、笑い合い、何気ない会話をする、私たちの日常。

その圧倒的なリアルの中で、例えば同僚の配偶者がいま風邪を引いているとか、子供の運動会があって日に焼けた、という事柄は、いとも自然に共有される。


けれどそれと同じように、私が同性のパートナーとFtMの友人と台湾フェスに行ってきたよ、という事実が共有される機会は、たぶんとても少ない。



私自身は、たしかに共働きで一緒に暮らす女性同士のカップルを、リアルの手触りを持って知っている。幾組も。


それは、ブログを介して実際に知り合った人たちがそうであったり、掲示板やイベントで出来た友人がそうなっていったりしたからだ。


何も意識せずに、もしくはキッカケなく、暮らして、そういう存在を見出せたか、といえばおそらく難しかった。



それくらい、まだまだ不可視だ。



見えない存在は、見えない人にはないのと同じだ。



ないものに共感する人はいない。
ないものを大事に思う人はいない。
ないものを選べる人はいない。



私はここに、日常を、思うことを、味わったものを、過去を、徒然にきれぎれに書き留める。


そして私は、話し、食べ、働き、学び、笑い、眠り、遊ぶ、リアルを生きながら、周りのひとに私がどういうひとをパートナーに選ぶかを伝える。


そのふたつはゆるやかに繋がっていて、どちらもが、見えない私ではなく、見える私として、より楽に息をするために必要なことだ。
私にとって。


日常的に当たり前に、けれどくっきりとした輪郭を持って、私は私を可視化していきたい。


あなたにも。



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