遙かなる太陽の王国 その1

去年の4月、丸々一ヶ月の春休みを手に入れた。
9年間働き続けてのお休みだったから、最初は少し持て余して、そしてすぐに慣れた。

時を同じくして、母親がちょうど3月に30年以上勤めた職場を退職していた。

よし、念願のスペインに行こう、と両親を誘った。
二つ返事で、行こう! と返ってきた。



スペインは、親にとってはもう何十年も前に、新婚旅行で訪れた忘れがたい国。
そして、私にとっては長らく憧れの国だった。



海沿いに立つ家の白い壁が、太陽に照らされ、輝く村。

古い古い水道橋が深い峡谷の間に聳え立つ天空の町。

奇妙な曲線と色鮮やかなタイルが特徴的な建築物。

生ハムにガーリック、アンチョビにオリーブオイル。

ロルカの詩。情熱的に舞い躍る女性。深くしゃがれ高らかに歌う男性。

旧い異国情緒溢れる宮殿。

強い陽射しに微睡むシエスタ。





最初は一週間弱の予定が、片道15時間以上かけて行くならば、と、どんどん予定を詰め込み、いつのまにかほぼ丸々二週間の旅程になっていた。


マドリッドに降り立ち、アンダルシア地方をぐるりとめぐり、バルセロナへ。
ホテルと国内での移動手段、半日位の現地ツアーを3つだけ押さえて、後は完全にフリープラン。


計画する間、胸は高鳴りっぱなしだった。




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