鮨の国から 最終日

三日目の朝。
外から響くのは、すさまじい風の音。


ふと向かいにある運河沿いの倉庫を見ると、壁を這うツタについていた赤い葉が根こそぎといっていいレベルで吹き飛ばされてました。


ビフォア
ビフォア。



アフター
アフター。


まあなんということでしょう。



北の国の天候悪化に恐れ戦きながら、朝食。

朝食はバイキング形式で、北あかりのバター煮とか、カニ味噌シュウマイとか、夢ぴりかの新米とか、本当にその場でオーブンで焼いているところが見られる焼き立てパンとか、北の幸がふんだんに供され、大満足。
北海道は、ほんとーにご飯が美味しいなあ!


チェックアウトして、近くの南樽市場へ。
巨大なほっけの開きが500円で売ってたり、塩うにが1パック300円だったり、大玉の玉ねぎが4個で100円だったり、ここでも北の幸の魅力はたっぷりで、激しくいろいろ買い込みたかったのですが、すでに荷物がぎゅうっと重かった我々。

どうしても買いたかった北あかりと、プチトマトのアイコだけ買って購入。


あ、あおちゃんはイカスミ味のさきいかも買ってたなー。
てか、あおちゃんは、この旅行で三袋もさきいかを買い込んでて、私をびっくりさせてくれました。
そこまで好きだったか、さきいか…シラナンダ。



そこから、小樽といえば! ということで、北一ガラスのお店と、北海道が誇るお菓子メーカーの店舗を物色。

そこで、ここ一ヶ月くらい機会があれば家具のお店を覗いては探していた、枕元スタンドとしてぴったりのかわいらしいスタンドを発見!
釣鐘型で、土台の部分のつくりちょっとアンティークな風情がたまらず、一目惚れ。
しかもアウトレットだったので格安!



こういうめぐりあいがあると、今まで見つからなかったのは、この子のためだったのね! とか思いますよね。


LeTAOや北菓楼でお土産のお菓子も買ったところで、雨が強くなってきたので、ドライブに変更。
ぐるぐるっと小樽市内を回って、この鮨旅最後のお店「宝寿司」へ。



ここの最後のお店のセレクトは正直迷いました!

前述の「勝栄鮨」を教えてくだすった親のご友人の、もうひとつの推薦が、小樽の「魚真」だったので、そこの二店で、評判やらメニューやら見比べながら、あおちゃんと迷う迷う。


散々迷った挙句、

一日目の「和喜智」の、とても洗練されたコースのお鮨。

二日目の「勝栄鮨」の、北海道らしい新鮮ネタがボリューミーなお鮨。

この間を取る感じで、洗練されつつも、もう少し気軽に、そしてこぶりな(ココ重要)お鮨が食べられそうな「宝寿司」に決定。

魚真はまた、コストパフォーマンスが評判高くて、ボリュームが凄そうだったんだよね。



この日は平日だったので、開店と同時の入店した私たち以外のお客様はおらず、カウンターで丁寧なネタの説明を聞きながら、ゆっくりお鮨を頂くことができました。

12貫コースと、あおちゃんは、看板メニューの穴子を注文。



昨日の12貫コースの満腹感がすごかったので、9貫コースと迷いましたが、ここでのお鮨はサイズもちょうどよくて、12貫をぺろりと食べちゃいました。

ということで、看板の穴子を、私も追加で注文。
うーん、香ばしくて美味しいなー!

貝は引き続き美味しかったけど、ここはボタン海老が秀逸だったなー。ちょっと味噌がのっててめっちゃ甘くてプリプリ!


ここの板前さんに曰く。


「北海道っていうとね、皆、夏か冬にいらっしゃるので、今の季節は落ち着いていて、どこも空いていますね。
 でも魚は一番美味しい時期。お鮨を食べにいらっしゃるならベストだと思いますよ」


「レンタカーも、雪が降り始めると旅行者の方に貸したがらないので、値段があがるんですよ」



へー!!

折りしも、北海道は来週は初雪の予報。
この時期ははからずも、私たちの目的からすればベストだったかもね。


最後にそんな地元の人のお話を聞くことができて、そぼふる寒い雨の憂鬱さもきれいに掻き消えました。


車を走らせて、最後は空港近くのアウトレットへ。
あおちゃんは服を、私はエプロンやすりおろし器、バスマット等の家小物を購入して、早々に空港に移動。



新千歳空港は、広くて楽しいんですよね。
ここで、荷物をコインロッカーに放り込み、さあ、いざお土産ハント!
と、張り切ったところで、カルビープラスを発見。
東京駅では今も、平日でも20分以上並ばないと買えない揚げたてポテチが、まさかこ
こで?! ということで、二人できゃっきゃと購入。


カルビープラス

おお、結構ボリュームがあるなー。
二人で分けても、みそじの胃はちょいと油負けしました。げぷ。

ぐるっとショッピングゾーンを周り、あらかた土産を買い込んだところで、LeTAOでほっと一息。
ドゥーブルフロマージュをつついていたら、あおちゃんが一言。


「お母さんの分のお土産、買った?」


そうそう、父親にはニッカウヰスキーで買ったのに、母親には買ってなかったんだよね。
買っていきます、買っていきます。
そうだね、美味しい出汁がとれる、鮭節と昆布でも。



胸にじわりと沁みたのは、両親の分のお土産まで気遣ってもらえる、ありがたさ。

そして、両親には、「あおちゃんと行ってきたよ」と土産を渡して、なにの誤魔化し
なく写真などを見せながら土産話をできる、ありがたさ。



夜闇の中、千歳空港を飛び立ち、羽田空港に降りたって。
がらがらと荷物をひきながら、あおちゃんは何気なくいいました。


「帰るところが一緒だと、『あー…帰ってきちゃったー…』っていうがっかり感は半減するね」



いま、まさに。



私が心に浮かべたことを、きみがそのまま口にしてくれる、しあわせ。





二年、経ったんだなあ、と思う、鮨の国へのしあわせ旅でした。





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コメント

スシ食い(たい)ねぇ

味蕾を刺激する詳細なレポ、ありがとうございました!

小樽の店はナイス選かと思います…もう一軒の候補として挙げられていた魚真も魚と肴が旨く、酒が進んで困る程の良店ですが。

因みに駅前にある、みよ福もネタがいいのにお値打ちな料理人の一押し店♪

鮨の国紀行が御二人にとって、なんまらあづましい(とってもここちよい)旅だった様で何より(^_-)ー☆
  • 2012-11-22 10:46
  • URL
  • 料理人 #-
  • Edit

帰るところが一緒なのが嬉しいと、思ったことを伝えるのって大事ですね。喜びが二倍になるもの。きゅんとしました…!
北海道は寒いけど二人は温かですね(●´∇`)


相方が「帰るところが一緒ならいいのに」と寂しがってくれるのも嬉しいけど、
いつかそういう幸せを感じさせてあげたい…と思いました。キャッ。恥ずかし(*/□\*)


ヨコさんのおかげで鮨が食べたくてどうしようもないですよ(笑)!!
  • 2012-11-22 17:35
  • URL
  • ゆうか #-
  • Edit

>ゆうかさん

はい、まさかそんなことをあおちゃんがゆってくれると思っていなかったので、意外性も含めて大喜びでした。
まあそれが顔に出すぎて、「すごいにやにやしてる…」って若干呆れられましたが…^^;

ゆうかさんもあんまりそういうことを直接言わない感じですもんねー(笑。
是非幸せを感じさせてあげてください。

鮨はほんとーに幸せな美味しさでした!
まさかこんなに毎日食べるとは思ってなかったですが、北海道ならではの味を北海道で食べるのは大正解でした!
ぜひぜひゆうかさん達もv
  • 2012-11-24 11:57
  • URL
  • ヨコ #-
  • Edit

>料理人さん

やはり魚真もいいお店なんですね~。
お吸い物じゃなくて土瓶蒸しが出る、という情報といい、なかなかボリューミーな気配だったので、今回は断念。

今回鮨は食べまくりましたが、今度は、雲丹食べに、そして綺麗な丘と、動物たちに会いに、北海道にはまた行きたいものです。
  • 2012-11-24 11:59
  • URL
  • ヨコ #-
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どたばた働き、美味しいご飯をぱくぱく食べ、5歳上の彼女とのお付き合いはのんびりまったり、一緒に楽しく暮らしております。

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