南の国のそぞろ旅1 黒豚と薩摩焼と

ぼくの鹿児島案内」という本がある。


鹿児島旅行が決まった時に、あおちゃんが、すてきな鹿児島の本の話を聞いた、といって、買ってきた。

「鹿児島は素晴らしい!」と、明朝体ででかでか書かれた帯が目を引く。
東京から何度も鹿児島に通っている、岡本仁さんという雑誌の編集者が、鹿児島の「よかとこ」をひとつひとつ、丁寧に写真とともにとりあげている。

個人的な旅行記を読むような、温かみのある鹿児島エッセイで、いわゆる旅行ガイドブックではなく、私的な視点からのおすすめにとても惹きつけられる。

今回の旅行の予定は、この本に載っている素敵なお店や場所をどのように回るか、ということが主眼に。

読んでいると、たまらなく鹿児島に行きたくなる本で、今回行ききれなかった場所にはまた訪れたいと思っています。



***



旅行一日目。土曜早朝。

四時に起きて、始発に揺られ、6時台羽田発の鹿児島行きに搭乗。

羽田空港ねんりん家カフェのホットバウムクーヘンで出発前の一服。
あったかいバームクーヘンとコーヒーが早起きの体に染みる!

つきあったばかりの頃、何かの機会で、あおちゃんが「行きたい!」といって教えてくれた店だったのに、本人完全に忘却の彼方でした。


飛行機を降りると、むわっと湿度の高い南国の空気に包まれる。
レンタカーを借りて、早速空港から南下。
二泊三日で12000円と格安なのに、新車が借りられて、ここ最近の鹿児島の天気予報に下がり気味だったあおちゃんのテンションも、くいっと上昇。

最初の目的地は、南州墓地。眼下に桜島がひらける駐車場に車をとめ、西郷隆盛他、西南戦争の戦没者が眠る墓地。
墓の横に「戦死」の文字が刻まれた墓石がずらりと並ぶ。

お次は、西南戦争で西郷隆盛が最後に陣をはった城山へ。
本営があった洞窟や、最後を迎えた地等を巡る。

ここかー…とちょっと感慨深そうなあおちゃんと、「飛ぶがごとく」が全く読み進められなかったのが、惜しい私。


歴史巡りでお腹をすかせ、満を持して、今回唯一予約をしていた黒豚料理のお店「あぢもり」で昼食。

頼んだのは薩摩黒豚しゃぶしゃぶのコースで、豪華に盛られたお肉がとっても華やか!
黒豚は、脂がさらっとしていて美味しいのですねー。

そしてコースだけで飽き足らず、トンカツを注文するあおちゃん。
アナタ、その引き締まった体でどんだけ食うのよ!


お昼の後は、日置市へ。

一つ目の目的は、「沈壽官窯」。

薩摩焼と言えば、ここ、と言われる、高名な薩摩焼の窯で、敷地に入ると、なんだか伊勢神宮に足を踏み入れた時のような、清浄な空気を感じました。
不思議だー!!

緑の深い敷地内の、登り窯を眺め、作品展示場へ。
すさまじい細かさの透かし彫りの数々と、その目玉が飛び出るお値段には、溜息しか出ず。

作品展示場でふらふらと作品を眺めていたら、窯の人から「美山陶遊館」をオススメされました。

この窯がある美山は、薩摩焼の郷で、陶遊館では、色々な窯の作品が、一堂に会しているということ。

美山の窯の全部を見て回るのは難しいし、色々見られるのはいいね! ということで、見に行ったのですが、そこで猫のシルエットが浮かび上がる、深みのある色がきれいな小皿と、運命の出会いを果たします。

猫好きな元同居人夫婦に、いいお土産が出来ました。




まったり思い出しながら、書いていきまする。

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コメント

故郷忘じがたく候

沈壽官窯もだけど、美山は街全体が綺麗ですよね。

沈家の作品ですが、何代か前の茶器が手元にあり、普通にお茶を入れてがんがん飲んでたけど友人に窘められ、今は大切に包んで保管してあります(^_^;)
  • 2012-08-03 06:23
  • URL
  • 料理人 #-
  • Edit

料理人さん

確かにー。
なんかでもああいえきれいな町並みって鹿児島にちょいちょいありますよね。
器は高いものこそ使われてこそかと!
  • 2012-08-10 23:55
  • URL
  • ヨコ #bxvF113M
  • Edit

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