言祝ぐ春

春めいてきましたね。


まるで実のように、枝の先で日に日に赤くふくらんでいく蕾から、
白い花弁が零れおちるように、花が咲く季節。

春、という、穏やかでうららかな響きとはうらはらに、
雨交じりの強風がよこなぐりに吹きつけて、電車をとめる天候の中、
友人の結婚式に行ってきました。


友人は、会社の元同僚で、彼女が辞めるほんの一時期だけ、
一緒の部署にいました。

仕事にもお客様に対しても真摯で、真剣で、真情と根性があって、
天真爛漫で、愛情にあふれていて、会社でもとても好かれていた彼女。

その彼女が、うちの会社を辞めて教師になる、と決めた時、
ああ、天職を選んだんだな、と思ったものです。


そんな彼女と、彼女にとても似合いの相方さんとの結婚式は、
奇をてらっているわけではなく、むしろとても格式ある式場で、
かなりコンサバティブな形式の披露宴だったのに、
はしばしに、二人の人柄があふれて、とってもユニークで、
終始温かい笑いに溢れた、とってもいいお式でした。


ノンケでもゲイでも、見ているだけで、なんだか、
しあわせな気持ちになるカップルって、いますよね。


お互いが、お互いを、とても大事に思っていて、
波長が合っているようで、二人が一緒にいる雰囲気が心地よくて、
安定しているんだなって、伝わるカップル。


20歳前後から、結婚式に呼ばれはじめて、十年くらいたちます。
参加する機会が増えるにつれて、20代後半ごろからだったか、
結婚式は、相手の幸せを、心底祝いたい人の式にしか出ないと決めました。

私がもし、私の好きな人との結びつきを、公的に祝ってもらうような場があれば、
ぜひそこに来てほしいと思うような人たち。


だからこそ、というのは、ただの私の勝手なんですが、その参加した式では、
ぜひとも、友達は、この人の隣にいられて、ほんとに幸せそうだなー、と、
伝わってくる場であって欲しいなと思う。

もう、形だけキレーに整えた形式的なものはいいのです。見たくない。いたくない。
友達が、せっかくのハレの場で、ちっとも幸せそうなことが伝わってこなかったら、
なんだか果てしなく疲れるし、哀しくすらなってきてしまう。

ただ、この人といて、ずっと一緒にいるよって誓えて、しあわせだ、って顔が
みたいって、そう思います。


彼女は、まさにそんな雰囲気で、これから来る春に先駆けて花咲くように
終始幸福そうに笑っていて、私はすっかり幸せな気持ちになったのでした。



きみと、好きな人が、百年続きますように。

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コメント

1 ■無題

私の周囲の友人もちらほら結婚しはじめました。
つい数日前に結婚式の招待状が届いたのですが・・・

非常に悩んでます。

幸せそうな雰囲気なのかもしれないし。
いい夫婦になるかもしれない。

でも、そんなに仲良くなかったような気がして
そんなに心の底から祝えないような気がして
自分がその場にいるのはふさわしいのか迷って迷って・・・

この記事を読んで、「不参加」にマルをしかけましたが
・・・・
もう少し迷ってみます。
  • 2012-04-03 20:33
  • URL
  • 桃 #79D/WHSg
  • Edit

2 ■Re:無題

>桃さん
行きたいと思うところに、行けばいいし、
なんだか行きたくないな~と思ったら、
行かないほうがいい、と、最近よく思います。

なるべく感情や勘に従うようにしています。

いい笑顔に出会えたらいいですね。
  • 2012-04-03 21:49
  • URL
  • ヨコ #79D/WHSg
  • Edit

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どたばた働き、美味しいご飯をぱくぱく食べ、5歳上の彼女とのお付き合いはのんびりまったり、一緒に楽しく暮らしております。

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