映画そのものも、色々ものおもわせられるものがあったんですが、
実は、浜野佐知監督の挨拶に、ものすごいインパクトがありました(笑。
とかく明るく笑いながら、なんだか嬉しくてしょうがないといった風に、
朗々と色々なことを話される。
監督は、毎日毎日、映画館にいらっしゃって、ロビーで観にきた人の顔を見て、
舞台に上ってあいさつをされていたんだそうです。
うーん、すっごい愛情だなあ。
私たちが行った時は、役者の洞口依子さんがいらして、挨拶をされていて、
その立ち姿の柔らかくて独特な雰囲気がとても素敵でした。
湯浅芳子、という人も、中條百合子という人も、知らないままに、
映画を見に行ってしまったのですが、それはそれでよかった。
今度、小説も読みたいなと思いました。
しかし、大杉漣が演じる中條百合子の元旦那は、心底気持ち悪くて、
大杉漣、すげーなーって思った。本当に。
***
映画の前に、二人大好きなカフェマメヒコのモーニングに。
モーニングは絶対におトクっていう感覚がしみついている! というあおちゃん。
流石東海出身です(笑。
しかしこのモーニングは本当に素敵でした。
飲み物を頼むと、トーストや、マフィンが100円とか200円で注文できるの。
私が注文した「美味しいハムと美味しいチーズ」というまんまな名前の
トーストは、チーズの塩加減と伸び具合といい、ハムの香ばしさとジューシーさといい、
最高に美味しくて、一日そのトーストを思い出すだけでほんのりと
幸せな気持ちになれました。
ちょっとだけふりかけられた胡椒もいいアクセントでさー。
パンはもちろん文句なしに美味しいし、たまらんですたい。
***
私が書きたいのは、こんな、ほんとーになんでもない日常のことだったり、
それに応じて、考えたことや、感じたこと、将来に向けて思うこと。
そこには、とても高い確率で「あおちゃん」という人が一緒にいてくれる。
その人は女性で、私は、この人と一緒にいることがすごく好きだ。
同じように、女性と時間を過ごすことを大事にしている女友達が、
私にはいてくれて、そのつながりは、私にとって抜きがたく大事なものだ。
レズビアンって、言ってしまえばほんとそれだけのことなんだけどね。
でもこの部分を、「女性で」って思わせないように私の日常を綴るには、
とっても言い回しや表現に気を遣ってしまうし、ましてや私の思っていることは
ものすごく色々ぼやかさないと書けない。
さらには付き合ってる人がいる、ということすら知られたくない人もいた。
どうにもこうにも息苦しいなあ。窮屈だなあ…。
と、思って、一年前、私は「そして日々は続く」を書き始めた。
したかったのは、本当に、レズビアンである部分にかまわずに、
私が書きたいことを書くこと。
書くことでおもいがけないところに落ち着く思考。
書いてみることでまとまりをみせる気持ち。
書きとめておきたい幸せの記憶。
書くことでより心に刻む。
私が書く理由は、とても手前勝手なものでしかないけれど、
願わくば、書いたことに誰かが反応してくれたらいいな。
はじめる時にぼんやり願っていたのは、そういうこと。
ところが、はじめてみたら、思わぬ交流が生まれたり、
友達と色々なことを話すきっかけになったり、
よりいっぱい、伝えたい気持ちを伝えられたり、
そんな、予想してなかった、幸運なこともいっぱいあった。
話すよりも強く、一面的に気持ちや、考えが伝わってしまうが故に、
ひやっとすることもあったけど、それもまたいい勉強。
一年経って、基本的には変わらない。
書きたいことを、書きたいときに。
でも書きたいことは、書いているうちに、ものすごく増えた。
そして、より、自分の感じたことを、考えたことを、
より近しく伝わる言葉で、書きたいと思えるようになった。
とてもうれしいです。ありがとう。
そしてこれからもよろしく。
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