ふたりぐらしのつくり方 ~初期費用編~

加速度がついてきたかと思えば、すぐに減速。
なかなか安定的に記事をかけないことにかけては自信があります。

その自信はいりませんね。そうですね。こんばんは、ヨコです。

二人暮らしをはじめて二ヶ月が経ちつつあり、二人暮らし開始した頃の記憶が、驚くべき速さで薄れつつあるので、早めに覚書をしておきましょう。


本日は、初期費用編です。
どストレートにお金の話ばっかりです。


***


さてさて、家を借りる、となるとかかる費用のおおよそは、色々な賃貸サイトに載っておりますが、私たちの場合はこんな感じでした。


・仲介手数料 0.8ヶ月

・礼金 0ヶ月

・敷金 2ヶ月

・鍵交換費用 0円

・火災保険 4000円ちょい(2年で)

・家賃の重複 1週間程度(私)・2週間程度(あおちゃん)

・引越代金 3万5千円(二人あわせて)


このあたりは、なかなかありがたい感じでおさまったなーと思っております。
この中で図抜けて平均より安いのは、たぶん火災保険かな(笑。


大体、引越すにあたって覚悟していた、おうちにかかる初期費用は、家賃の5ヶ月分位だったのに、3ヶ月弱ですみました。
ありがたや!

ただ、このおうち、解約するよ! と宣言してから2ヶ月は家賃がかかる契約内容なので、次回、新しいおうちに引っ越す際は、よーっぽど運がよくないと、家賃の重複は避けられない感じ。
ここから引越す時は、計画的にやらねばです。


これに加えて、今回の引越でかかったのは、前回の記事で書き連ねた、新居に越したことで、新調した家具。

そして使えなくなった大型家具・家電の処分費用。

それらにかかったお金が、二人合わせて、約30万超ってとこでしょうか。


うちは、家電をほぼ新調せずに済んだし、お値段以上が大活躍だったので、(ベッドのマットレス以外は)さほどお金はかけてないと思います。

それでもこれ位は必要だったことを思うと、住むところや生活を変えるっていうのは、やっぱりそれなりにお金がかかるものですね。



だから、というわけでもないけれど、気に行ったところにはいつまでもいつまでも居座る私としては、このおうちにも8年位住みたいんだけど、どうかしら(笑。

あおちゃんが「いつまでもここにいたいなー」と思ってくれる位、居心地のいい家作りをしていきたいと思う今日この頃です。




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顔あわせ食事会のこと

少しずつ空気に秋の気配がまじりはじめましたね。
ふたりぐらしづくりの記事の前に書きたかったことを一つ思い出しました。


***


お盆の終わり頃、あおちゃんと両親との食事会、というイベントを企画しました。


引越を手伝ってもらった時、あまりにどたばただったので、一度ちゃんと引き合わせるチャンスを狙っていた私。
福岡家族旅行の最中に、お盆後半の予定に話が及んだので、お、チャンス! と思い、申し入れました。
親は「いいね」と、快諾。

そんな流れだったので、あおちゃんには事後承諾をとる有り様。
いきなり降ってわいた、衝撃企画にかなり動揺しつつ、了承してくれるあおちゃん。

会話が続かなかったりしたらどうしよー、流石に緊張するよー、手土産いらないかなー、と、めずらしく何かと気にされてらっしゃいました。そりゃそーか。


あんまり静かじゃ、緊張しちゃうだろうから、ワイワイガヤガヤした感じのお店がいいかねーと思っていたんですが、奇しくも、静かなところがいい、ということで、親とあおちゃんの要望が一致した為、ちょっときちんとした感じのイタリアンを予約しました。



当日は、お店で待ち合わせ。

ちょうど、親とお店の前で鉢合わせ、一緒に入店すると、こじんまりしたレストランのテラス席に通されました。

最初こそ、少々ぎこちなかったものの、美味しい食事と適度に静かな雰囲気に、次第に和気あいあいとした感じになり、旅行の話やらオリンピックの話やら仕事の話やらが、ゆるゆると交わされて、三時間位の食事会は、無事終了。


最後に席を立つとき、母親が、「この子は片づけが出来ない子だけど、よろしくお願いしますね」と、あおちゃんに笑って頭を下げ、あおちゃんはあおちゃんで、「いや、私は料理が全然できないんで!」と、あわてたように返していました。

なんか、めっさ嬉しいなー、この会話、と、密かに思いながら、私はだまって横で聞いておりました。



あおちゃん、プライベートは基本無口な人見知りっ子なのに、この日はうちの親を前に、超一所懸命、はきはき対応を頑張ってくれていて、涙が出そうになったよー。

親からも、「あおちゃんは、面接みたいで緊張したんじゃない? ぼちぼちやりましょうと伝えてね」とメールが来て、更にありがたさをかみしめました。

あおちゃんは人としてとってもまっとうな人なので、会ってもらった方が絶対安心してもらえる、と思っていたので、ひとまず顔合わせができてほんとによかった!


今後も、折を見て交流する機会は持てたらいいけど、そこは「無理せず、ぼちぼち」をキーワードに、考えたいと思います。


ともあれ、あおちゃんにも親にも、感謝感謝の一日になったのでした。



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ふたりぐらしのつくり方 ~家具編~

二人暮らし開始から一ヶ月が経ち、ようやく生活のサイクルが出来てきました。

週末到着したダイニングテーブルで、ハードウェア的なおうちづくりも一段落、ということで、これまでの二人暮らし生活の作成過程を、ゆるゆると振り返ります。


本日は家具編です。


***


入居当初、新しいおうちは二人で持ち寄った荷物で、完全に溢れかえりました。


我が家は、35㎡ちょいと二人で住むには、かーなーりコンパクトなおうち。

その中で、服をしまえるクローゼットは、寝室にある作りつけのもののみ。
奥行も浅く、幅もないクローゼットには、みそじ女子二人の服が収まるわけもなく、寝室にうずたかく、衣装ケースとダンボール箱が山積み。

リビングには、私が持ってきた、形の合わない本棚が置かれ、そこに二人の本をぎゅーぎゅー詰め込まれ、上には本棚に入りきらないCDが、がちゃがちゃと、これまた重ね置き。
崩れ落ちますよ?

キッチンでは、お互いの家から持ち寄った調味料がだだ被りしたので、冷蔵庫がビンやら何やらでぱんぱん。

バーベキューできそうなくらい無駄程に広いベランダには、掃除機やらゴミ箱やらの不燃物がごろんごろん。

カーテンの数は揃っているものの、どれもこれも丈足らずか、丈が長すぎて合わず、特にリビングのカーテンのつんつるてんぶりといったら、30センチくらい床から浮いてしまって、ひらひら。


という、なかなかな惨状のまま、一週間が経過し、お盆休みに突入。

お盆休み前半は、お互い実家に帰ったり福岡に行ったりしていて、家の片付けはなかなか進まず、ようやく本格的に手をつけられたのは、休み終了間際のことでした。

ちなみに家具の新調に関しては、ニトリ、無印、イケア、インザルーム、通販各社と、ありがちなお店には一通りお世話になったけど、一番大活躍だったのはお値段以上だったな。まじであなどれないよ、ニトリ!

というわけで、お部屋のエリアごとに振り返り。


***


まずは、寝室。
背表紙がむき出しだと、一気に部屋がとっ散らかって見える本棚にテコ入れしました。

背表紙を美しく見せるのは難易度が高いので、扉付タイプで、かつ、丈が低く、圧迫感がないものを…ということで、見つけた本棚がこちら。

本棚
※画像はイメージです。

通販でお取り寄せ。
これが、意外にがっしりと重く、届いた日は私一人だったので、組み立ては断念。
うっかりなので、張り切って一人で組み立てようとした日には足の上とかに板落として怪我しそうだったんだよね。

あおちゃんの実家からの帰宅を待ち、夜十一時から三時近くまでかかって、組み立てました。
背面なんかは流石に安っぽいんですが、前から見た感じは色も綺麗で、本もしっかりおさまったので満足!

扉のところには、行きたい場所のガイドブックなんかを差し込んだり、旅行の記念のうちわなどを立てかけています。



お次は、服の収納。

ポールには、めいっぱい畳めない系統の服をかけ、その他、今までの衣装ケースが収まらないので、無印の半透明ケースを新調して、詰め直し。

我が家は、シュークローゼットが、狭いながらもウォークインタイプになっていますが、流石にそんなに靴はないので、平日はあまり使わないタイプの服を衣装ケースにいれて、そこの下段部分に設置。

最後に、ベッド下収納に、と、イケアで買った組み立て式(?)の布ケース。
これが、ひとつ1000円以下と大変お安かったんですが、収納力が抜群で、大成功。

軽いし、布だから詰め込むと膨らむし、不要のケースは畳んでおけるし、使い勝手も抜群。
これに冬物を詰め込み、ベッド下に収納して、服は、なんとか日々回転できる状態に。



次なるは、キッチン。

我が家のキッチンは、ダイニングと独立した形になっていて、流し台の上にも下にも、後ろにも、作りつけの収納が、充実してます。
システムキッチンで、調理作業の場所が広いのもとっても嬉しいところ。

おかげで、棚を入れたりして整理をしたところ、ぱんぱんだった調味料も、持ち寄った食器類や、調理器具も、どうにかだいぶ余裕をもって収まりました。

ただ、背面の収納が扉付の食器棚タイプで、トースターや炊飯器など、電気を使う器具は置けないね、ということで、念願のレンジボードを購入することに決定。
これは入居前から欲しかったので、もう私、完全にうっきうきです。

家具の買い出しに出かけたお盆最後の平日、イケアで色々と物色していた時に、一つ、赤くてカワイイキャビネットを発見。

これをキッチンボードとして使えばいいんじゃない? と盛り上がった私たちだったんですが、いざ、材料の棚ゾーンで材料が入ったダンボールを引き出してみようとすると、激 烈 に 重い!!!

さすが、イケア……。
走馬灯のように、L-Life Planningさんのお二人の体験談が頭を巡ります。

うーん、うーんと悩んだ挙句、そっと棚に戻しました。

気に入った色が売り切れてたのが、諦める決断を後押ししてくれたんですが、これが後から考えると、諦めといてほんとによかった…!


次に行ったニトリでは、さすが、かゆいところに手が届くサイズ展開と機能性が目白押し!
幅やら奥行やら高さやら機能やら色やらを見比べて、決定したのがこちら(の白バージョン)。

レンジボード
※しつこいようですが画像はイメージです。

幅も奥行もピッタリで、作りつけの棚と色や質感も似ていたので、後日組み立てて入れてみたら、まるでこれも元からあったかのように、しっくり収まりました。
作りも細やかでしっかりして、安っぽさはないし、大満足です。

しかし、組立て説明書も行き届いていて、わりと楽だったんですが、やっぱりこのサイズを組み立てるのはなかなか骨が折れて、完全に半日仕事。
これがイケアのあのキャビネットだったらと、正直気が遠くなりましたよ!
男手がないカップルには、イケアの組み立て家具は鬼門ですね。


そして本来であれば最優先の、各部屋のカーテン各種。

一番、部屋の顔を決めるリビングのカーテンは妥協したくない、とあおちゃん。
これだけは、他の家具を購入した日には決め切れずに、別の日に持ち越しました。

うち、天井が高いからインパクトあるしね~。いいよいいよ、カーテン探しのデートしようよ!

ということで、半日かけて、KEYUKA、ACTUS、LOFT、無印、百貨店のインテリアショップと、あーでもないこーでもないと見比べながら、ぶらぶら。
デザインがポップ過ぎず、シック過ぎず、値段も高すぎずって、これがなかなか難しい。
サイズがオーダーでしかありえなかったのも、値段的にはマイナスでありました。

最後に、インザルームで、デザインと値段が折り合うものが見つかり、無事オーダー完了。

薄緑色が基調で、家具のメインが、ダークブラウンと白の部屋が暗くなりすぎず、いい感じ!
これが届いて、ようやくつんつるてんで、下からは部屋の中が丸見え状態を脱出したのでした。



そして最後は、ダイニング。

くつろぎスペースとしての、リビングテーブルとソファ。これはあおちゃんのおうちから持ってきたものをそのまま利用。
そして、食事スペースとしてのダイニングテーブルセットを置こう、と、部屋探しの段階から夢見ていたものの、我が家のリビングダイニングは7畳ちょい。
しっかりしたダイニングテーブルでは、くつろぎスペースへの圧迫感は避けられない。

ミニサイズで、色はダークブラウンで、出来れば70×70くらいのサイズであればいいかね、なんて話をしてたところ、ニトリでこの子と運命の出会い。

ダイニングテーブル
※重ねて言いますが画像はイメージです。

サイズは60×60で、伸ばすと60×90まで拡張されます。


椅子はこの小さな机の下に収まるように、セットの椅子ではなく、背のないスツールタイプの椅子を購入。
これが意外に座り心地がよくて、クッションもビニール感がないので、気に入っています。
軽くて、高いところの足場としてひょいひょい持ち歩けるのも◎。

リビングテーブルでご飯を食べても、一応不自由はないけど、やっぱりダイニングテーブルはいいね!
ご飯を食べるにも、パソコンを叩くにも、勉強するにも、やりやすくて感動。



このダイニングテーブルの導入で、うちのおうちづくりはようやく一段落したのでした。





つぎに、食事&生活ペース編を書こうか、初期費用編を書こうか迷いちう。

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よかとこでのよか出会い

よしよし、ようやくちょっとブログを書く加速度がついてきたぞ、ということで、今日は、お盆にあった、楽しい出会いについて。


***


お盆は、福岡に行ってきました。


金曜日の夜に福岡入りして、土曜日に福岡と鹿児島を往復し、日曜月曜は福岡観光、というスケジュール。
基本的には家族旅行だけど、金曜日の夜だけが私ひとりで福岡泊。


ということで、どっか飲みに行ったり、福岡在住のブロガーさんに会ったり出来ないかなーとは思ったものの、福岡空港到着時間、実に21時20分(予定)。


この時間で、初対面の人を誘うのは、ちょっとヒドいよなー…。

そもそも中心街に出てったら、22時過ぎそうだもんなー…。

次の日も早いし、おとなしく一泊だけするかなー…。



と、しょんぼり思っていたところ、なんと、何の念波が通じたのか、「ぐらのブログ」のぐらさんから、ツイッターで声をかけて下さって、この鬼のようなスケジュールにつきあって、デートしてくださることに!

なんだろう、以心伝心って、もしかしたらこういうことを言うのかしら!




当日、思いのほか博多空港に早く到着。

幸先はいい感じで、グルメのぐらさんオススメの博多ラーメンの雄「博多一風堂」で、はじめまして~とご対面。


ぐらさんは、ブログやピグのイメージ通り、笑顔が優しく、とっても柔らかな雰囲気の方でした。
そして確かに、ピグに似てる(笑!

声がよく通る綺麗な声で、きちんとした言葉遣いで、にこにこお話しされるので、その落ち着いた雰囲気に、年下な感じがまるでせず…w

しかも、「新居祝いです~」なんていって、こんな素敵な贈り物をお渡し下さる心遣い。



出来たお嬢さん過ぎて眩しいよー! そしてこの布巾、超かわいいよー!!

「博多一風堂」は東京駅の駅地下でも頂いたことはあった筈ですが、流石は本場。
濃厚なのに、油のギットリ感はまるでなくて、さらさらっと食べられる博多ラーメンでした。
私、ラーメンでは豚骨が一番好きです!


横並びのラーメン屋でも、わいわいと話が弾みましたが、まだちょっと時間ありますよね、ということで、ちょっと落ち着けるカフェへ。

果物屋さんがやっているカフェ、ということで、ドリンクだけでも果物を使ったジュースが、充実の品ぞろえ。
バナナミルクセーキ、美味しかったー。


お互いブログを読んでいると、色々な予備知識があるので、初対面とは思えないくらい話がはずみます。
仕事の事、お互いの恋人の事、美味しいものの事、二人暮らしのおうちの事。

美味しいものが多めだったのは気のせいではありません。
舌の趣味が、明らかに近しいのですもの! 生ハムとかモツとかにんにくとか!


時間が足りなくなるのは、当然織り込み済みでしたが、それにしても時間が足りず、あっという間にタイムアップ。

そのやわらかで優しげな雰囲気と裏腹に、フットワークが軽くて、精力的なぐらさんは、東京にもたびたびいらっしゃる機会があるということなので、今度は是非豚モツや、ポルトガル料理行きましょうね! と挨拶を交わして、新幹線のホームに消えていく後姿を見送ったのでした。



ブログを始めて、出会う機会の多いことに驚きますが、出会う人出会う人、また会いたいなー! と思える人ばかりなのはすごいことだなー。




また会いましょう!

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追記では、うっかり遅くなっていた拍手ページから頂いたコメントへの返信をば…。

「よかとこでのよか出会い」の続きを読む

晩夏にして君を思う

鹿児島旅行中、ドライブをしていたらラジオから「木綿のハンカチーフ」が流れてきた。


「この曲、あんまり好きじゃないんだよね」


私は、顔をしかめた。



都会に出た恋人の変化を否定して否定して、さすれば道も分かたれるろうに、いざ別れるとなったら、最後にやたら恨みがましい贈り物をねだるのが、激しい自己憐憫を押しつけてくるようで、イヤなんだよね。



あおちゃんは、ふ、と笑って「遠距離恋愛は難 しいってことだよ」と、かるくいってから、「私は知らないけど」と、私にいたずらっぽく会話を振った。



あおちゃんが、私の過去の恋愛に言及するのは めずらしいことで(基本的に彼女はあまりそういったことに興味がない)、その一言から、ふわっと思い出がよみがえってきた。



***


20代半ば~後半頃の、二年以上にわたる海を越えた遠距離恋愛は、たのしかった、とだけいったら、少し語弊があるだろうか。


恋人に、なかなか会えないつらさ、もどかしさは、もちろんあったし、ようやく会えても、すぐまた別れなければならず、その時の体の一部が距離にひきはがされていくようなしんどさには、何度も互いに涙した。


金銭的にも厳しかったので、なんとかやりくりしたり、マイルや株主優待券を駆使して、交通費や宿泊費を捻出する日々だった。


でも、毎日の電話と、月に一度程度の鮮烈な逢瀬の時間、そして、それ以外の時間は気兼ねせずに友人と遊んだり、自分の為に時間が使える、その生活のリズムは、実は、当時の私にはかなりフィットしていた。


あの頃の私は、遠恋に向いていた、といってもいいかもしれない。


***


「でも、遠恋は先が見えなくて、それがどうし てもしんどかったな」


「あー、なるほど」


***


遠距離恋愛生活に慣れ、辛さにも慣れ、リズムが出来てきた頃から、うっすらとした懸念というか、不安のような靄が、薄く、時に、濃く、「二人の未来」には、垂れこめていた。


この恋愛は間違いなくとても楽しい。
とても楽しいのだ、けれど。



その薄白い靄のようなものに形を与えるなら、


「……で、この先、どうするの?」


という言葉になっただろう。



私たちはみな、ひとつの「場所」に生きている。
「場所」に根付いて、葉を茂らせ、花を咲かせ、実を結ぶ。
その場所は、私たちの生活、すなわち人生の大枠を決める。


どうやって食べていくのか。なにを食べるのか。誰と笑って、泣いて、生きるのか。


仕事場があって、家族がいて、友達がいて、行き慣れた店があって、食べ慣れた食べ物がある。

そういう人や物の「間」で、私たちは形を為す。


場所が変われば、それらは基本的に、すべて変わる。



この恋愛という一つの関係を軸に、その全てをぐるりと変えるのか。変えられるのか。



そして、その軸がもしこわれたら、その時どうする?




結局、私は私の「場所」を捨てられなかったし、相手はその「場所」で咲く花のようで、どこまでも青い空と透明な海とあたたかな空気が満ちるそこから引き抜いてしまっては、生きていられないような人だった。


それは、別れの直接的な原因ではなかった。

けれど、ずっとその靄がつきまとっていたことは、その関係を続けられなかった遠因ではあった。

私はその靄について、ついに相手と腰を据えて、話し合うことはできなかった。


***



「もう、出来れば、遠恋はしたくはないなー」



「私がもし東海に帰っちゃったら、あんまり東京にはこなそうだしね」



本当に、その通り。






だから、なおさらに実感するんだろう。

あおちゃんが、今は離れている、生まれ育った愛する「場所」に居続けたなら、私たちは間違いなく出会わなかったことを。

彼女が仕事によってこの場所に来て、出会って、一緒の場所に根を張って、日々の生活を築いていける、この「二人の未来」をクリアに考えられる今が、本当に本当にしあわせだということを。



関係をはじめて、丸二年が経った、この晴れた日に。




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南の国のそぞろ旅4 曾木の滝と遺構と

最終日三日目の目的地は、曾木の滝と、曾木の滝発電所遺構。


曾木の滝は、東洋のナイアガラともいわれる滝で、広い滝幅と、うねりと起伏のある景観が魅力です。

予定を組んでいる中で、三日目に行けるところを検討していたところ、この滝を霧島の近くで発見。

滝ラバーのあおちゃんが観たかろう、と思って提案したのですが、この滝の近くに水力発電所の遺構があるということを知った瞬間、私のテンションが、あおちゃんを追い抜く勢いで劇的にアップ。

この水力発電所は、普段はダムの底に沈んでいるんですが、夏季に水位が下がると、レンガの壁が綺麗に残った遺構が現すという、なんとも幻想的なもの。


廃墟好きには鼻血が出そうな、この雰囲気。

遺構


基本的には、川を挟んだ向う側の展望台から見られるだけなのですが、色々調べる中で、夏には遺構の裏手まで降りていける、冒険ツアーがあるらしい、という出どころが若干曖昧な不確定情報が出てくるに至っては、テンションは天井知らずにうなぎ昇り!

そのあたりからの私の目の輝きっぷりったらなかったようで、あおちゃんが「……すごいね」と感心してました。
(若干引き気味なのは、気にしてはならない)





というわけで、朝からテンション高く、曾木の滝に出発。

滝公園から、滝におりていくと、ここ最近の雨からか水量が多くなっていて、轟々と遠くまで音が響きます。
思いの他の、すごい迫力!

曾木の滝

ここではあおちゃんの目がきらっきらと輝き、色々なポジションから滝を激写。




そして、その滝に近づく道に、こんな看板が。

冒険の地図

ぎゃー、冒険ツアー、ほんとにあったー!!



山と川沿いの道を踏み越え、そびえたつ発電所の遺構へむかう夏の冒険!

これがときめかずして、なんにときめきましょう。


というわけで、滝をもっとじっくり眺めていたいあおちゃんをひきずって、わざわざ飲み物や食べ物まで車に取りに戻り、いざ、冒険の旅に出発!!
















……したはずが、最初の看板から、次のポイントに向かう道が、どこを探してもない。


どうやらダムの工事を行っていて、冒険の道は無残にも閉ざされていた模様。。。。




その苦い事実を飲み込みかね、次のポイントと思わしきところまで、車を走らせて、うろうろと冒険の道を探るも、最終的には鉄格子に行く手を阻まれました。




立ち入り禁止

ああ、無情。



うん、乗り越えようかなって一瞬、本気で思ったヨ。

でも30代女子二人して、不法侵入で捕まるのも残念すぎるので辞めました。



ざーんーねーんーすーぎーるーーー!!



てか、今やってないなら、最初の看板にそこんとこ書いとけよ! な!?



近づけずとも、せめて全容は眺めたい、ということで、川の対岸にある展望所へ。



遠く眺めた発電所遺構は、それでもやっぱり素敵で、写真を激写夏の冒険が果たせなかった切なさをかみしめたのでした。


でも、全く人けがなかったおかげで、珍しくあおちゃんが手を繋いでくれたのは嬉しかったなー。




その後は、町中から見える珍しい滝「龍門滝」を見にいったり、

龍門滝

あおちゃんご所望の加治木まんじゅうを入手したり、
ヴォアラコーヒーでまたコーヒー豆を買って、劇的に美味しいカフェオレを飲ませて貰ったり
(珈琲の香りの素晴らしさと味の濃厚さとミルクのバランスが絶妙すぎて、頭から花が咲くかと)、
新居の家具の調査にちょっとニトリを覗いてみたり、
薩摩蒸氣屋でお土産を買いこんだりと、
夏の鹿児島をとろとろドライブしてから、空港へ到着。


遅いお昼を取って、帰途につきました。



夕焼けと富士

飛行機の外から夕焼けと富士。



あおちゃんの大好きな鹿児島への、念願の二人旅行。
かなりミーハー感溢るる、しかしながらのんびりとした、とっても楽しい旅行でした!




今回行ききれなかった場所には、また行きたいな。

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南の国のそぞろ旅3 しろくまと砂蒸し風呂と

二日目は、あおちゃんおすすめの海岸沿いからの桜島観賞でスタート。



空高く晴れて朝から陽射しが強かったこの日、風が吹く中、海に突き出したデッキを歩いていくと、眼前に広がるのは空と海と桜島だけ。

桜島展望

これは確かに気持ちいい!!


桜島をたっぷり堪能したところで、鹿児島の行きたいお店巡りからスタート。

果物たっぷりのしろくま目当てで、「喫茶ママ」に行くも、開店時間が合わず、残念ながら空振り。

ちょいとしょんぼりしつつ、ここは基本を押さえましょう、ということで、発祥のお店「天文館むじゃき」へ。

去年は、持ち帰りのハンディしろくまを買っただけだったので、今回初めて店内に入ったんですが、このしろくま、改めてみると、レギュラーのサイズがだいぶすんごい。

圧倒される大盛サイズに、我々としては一人一個食べられる気が全然しなかったんですが、店内のそこここでは、幸せそうにレギュラーサイズをつついている地元の方らしい人々。
うーん、負けるわ…。

私たちはおとなしく、ベビーしろくまを一つずつ頂きました。
ベビーでも、フツーに東京の甘味処で出てくるかき氷のサイズより大きいんだけどね。


これでベビー。


私はいちご、あおちゃんはスタンダードを注文したんですが、しろくまはやっぱりスタンダードが美味しいと思います。
自家製ミルクの美味しさはダテではないよ!



お次は、昨日行ったカフェの本店(?)のケーキ屋さん「Yano Cake TEN Moku」へ。


目的は、昨日食べられなかったミントブラウニーズ。

店の前に、開店10分前くらいから陣取る我々は、開店準備をしていたお店の人には、さぞかしプレッシャーだったことでしょう。
念願のミントブラウニーズの他、何種類かお願いして、包んでもらった中には、注文したケーキ以外のシフォンケーキまで、入ってたのでした。


えーと、なんだか申し訳ないような…。



最後に、ヴァワラコーヒーでコーヒー豆と、豆を買うと貰えるコーヒーとコーヒーゼリーをゲットして、意気揚々と、南へのドライブ開始です。



この日の最大の目的地は、指宿の砂蒸し風呂。

あおちゃんが大好きな道の駅に、ちょいちょい寄りながら、海沿いの道をご機嫌にドライブ。
海と空と雲が、南国らしくとっても綺麗で、テンションが激しくアップ。



夏の空はほんとーに綺麗。



道の駅ではこんな珍しいものを購入。

ジャボチカバ。ブラジルの果物らしいです。


味としてはライチやブドウのような甘さ。種と皮にしっかり実がまとわりついている
ので意外に可食部分が少ないのですが、わりと美味しくて、なんとなく夏の味。



昼をだいぶ回った頃、開聞岳を臨む、砂蒸し風呂は山川砂むし温泉「砂湯里」に到着。



薄い浴衣を一枚まとって、砂場にねっ転がると、どかどか砂を乗っけられて埋まる仕様です。
お願いしなくても、写真機を置いておくと、三方向から写真を取ってくれます。

砂蒸し

ご、ご丁寧にどうも……。


じんわり暑くて重くて、汗が噴き出て、ぼーっとしてくるこの感じ、一番近いのは岩盤浴かな。
サウナより気持ちいいです。ちょっと盛られた砂が鳩尾に入って、重くて苦しかったけど。。。


温泉で砂を流して、さっぱりした後は、ちょっと遅いお昼のカツオを食べに、近くの漁港の民宿へ。



合宿所の食堂みたいなところを、私たちの為だけにあけて頂いて食べたカツオは薬味がどっさり乗っていて美味しかったです。


腹ごしらえが済んだところで、本日の宿の霧島温泉に向かって一気に北上します。


北上する道が混んで、あおちゃんがちょっとうつらうつらしてきたので、珍しく私が運転を代わり、あおちゃんは助手席でひと眠り。

相変わらず私の運転は大変怪しいけど、意外に安心してくれてるじゃーん♪ などと調子こいてたら、起きてきたら、しっかり怒られました。
ちぇー…(・ε・)。


そんなこんなで到着した霧島の温泉宿は、外観はなかなか年季の入った雰囲気で、一瞬不安を感じたものの、フルリフォームされた室内は広くて、とっても綺麗!

宿


特に、外側に面した広い窓から、眼下は霧島の森、遠くは桜島を望みながら、室内で檜の足湯に浸かれちゃったりして。

宿からの景色

雨に霞む夕暮れの空の向う側で、桜島がうっすら浮かび上がるのが風情があってうっとり。



お食事は、温泉旅館らしく盛りだくさんでしたが、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、薩摩豚と焼酎を堪能して、お腹いっぱいになりました。




温泉と美味しいものを交互に味わう充実の一日。

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プロフィール

ヨコ

Author:ヨコ
どたばた働き、美味しいご飯をぱくぱく食べ、5歳上の彼女とのお付き合いはのんびりまったり、一緒に楽しく暮らしております。

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