「ふたり」のはじまり -なれそめ その7(終)

なれそめのラストです。

その1その2その3その4その5その6はコチラ。


***


告白の夜から一夜明けた、次の日。
手がつかなかった仕事の帰り、一日ぶりに、あおちゃんと顔を合わせたのですが、
緊張のあまりか、あおちゃん、さっぱり目を合わせてくれず
(こっち向いてーとか、リラックスーとか、よくわからない声がけをして、
 なんとか笑わせようとした気がするけど、終始雰囲気は強張ったままでした…(笑))



なんだか友達でいたときより、仲良しさが大幅に後退したかのような雰囲気で、
そのまま一週間が経過。 純情中学生?


当時、友達に
「恋人が出来た、んだと思うんだよねー、多分…」
なんてあやふやな言い方をするくらい、あおちゃんとの恋人関係は
最初は、かなり手探りな感じではじまりました。


その後、お互いの家に訪問しあったり、夜を徹してお喋りしてみたり、
お互いのポジションを、あらためて確認してみたり、
ご飯を作ったり、食べてくれたり、少しずつ一緒に過ごす時間を重ね、
一ヶ月くらいかけて、私たちは、だんだんと恋人っぽくなっていきました。



あのときのことを言い出すと、あおちゃんはなかなかイヤそーな顔をします。


この付き合いはじめの時期は、
「そういえば恋愛はすっごく苦手分野だったことを思い出した!」
と言い出して、私の度肝を抜いてくれたりとか、
あまりに恋人っぽい雰囲気にならない為、恋人として過ごすイメージを聞いたら
「一緒にいるけど、別々のことをやっていられる感じ?」
と、いきなり熟年カップル的な過ごし方を提示されて、
まずそれ!? って、思わずつっこんだりとか、
すっとんきょうなこともいろいろあって、ワタシとしては、
思い返すと、かなり懐かしくて、楽しかったりするんですが。


でも、それだけ、恋愛なんて、得意じゃないし、慣れてもないし、
正直興味もかなり薄かっただろうあおちゃんが、
自分から、付き合おうと、私に手をさしだしてくれたこと。


それを思うと、私は、今でもなんだか驚いてしまったりします。


いざ、ふたを開けてみたら、私とあおちゃんには、無理なく自然体で、
一緒に、日常の時間も非日常の時間も楽しめる相性のよさがありました。

そのことにひとつずつ気付いていく過程には、思いがけないところに、
宝物がおちているのを、二人でみつけていくような、
なんともいえない楽しさがありました。

そうやって見つけてきたものは、いつしか、強い安心感になり、
私が恋人という存在との間に、いちばん欲しかった
「穏やかに安定していて、息の長さを感じさせる関係」
結びついていきました。


…一ヶ月目だね…二ヶ月目だね…三ヶ月を過ぎたね…。

そう言い合って、そのたびに、まだそんなだっけー? と驚き合いながら、
いつしか半年を越え、次第に何ヶ月目、の意識も薄れてきた頃、
ふと気がつくと、この前、春夏秋冬をひとめぐりしていました。


そんな風に、これからも、一緒に時間を過ごしていけるように、
この時間、この関係がとっても貴重で得がたいものであることと、
感謝を忘れないでいたいと思います。


***


これにて、開始まで長々とひっぱりましたなれそめの話は終了です。

付き合いはじめから、恋愛的テンション自体は、さっぱり高くなかったことが
伝わってしまったかと思いますが(笑)、ここからはじまった大事な時間を、
もっともっと大切に楽しんでいきたいなーと思う、いい機会になりました。


お付き合いありがとうございました!

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想いがとどく -なれそめ その6

なれそめ、終盤です。
その1その2その3その4その5はコチラ。

***

土曜日の朝に出て、日曜の夜まで、めいっぱい楽しんだ旅行を終えて、
バイバイして家に着き、「楽しかったね~」との、きぬぎぬのメールを
書こうとしていた私に、あおちゃんから一通のメールが届きました。


それは、楽しかった旅行を一緒に過ごしたことへの、感謝の言葉と、
そういう時間も、私のことも、大好きなので、付き合ってください、
というきわめてストレートな告白のメールでした。


読んだ瞬間は、信じられないというか、とにかくものすごくびっくりし、
あわや携帯を取り落としそうになりながら、ぐるぐると、部屋の中をクマのよーに徘徊。


その後、まず私がしたことは、あおちゃんに電話をかけることでした。

どうにもメールだけだと、現実が掴みきれなかったというか、
あおちゃんの気持ちが捉えきれなかったので、とりあえず、
なにか話したかったのです。

そのとき、私の頭の中では「まさかまさかー!」という気持ち95%でしたが、
どっかで「あ、そうだったのか」という気持ちもほんの少しだけありました。

とにかく話したい、だけで、どう応えるかも決めないままかけた電話。
(メールには、仕事でテンパってた私を気遣って返事は急がない、と書かれていたのに…)
しかし、あおちゃんは一度電話に出てくれず。。。


やきもきする時間はとーっても長く感じましたが、恐らく十数分後には、
かけなおしてくれました。


そこでどんな話をしたか、正直、あまりよく覚えていません。


旅行中のテンポのいい会話とは打って変わって、お互い口数が少なく、
話は弾まず、真意をきくだとか、話してもらうだとかの、
実質的な話は、特になにもしなかったと思います。

それでも、あおちゃんの声を聞いた瞬間、私から出てきたのは


「嬉しいです。よろしくお願いします」


でした。

そして、とりあえず会おうよ、と次の日の約束をとりつけて
電話を切り、

ああ、それが私の本音だったんだなー。
本音は意識しなくても、自分自身が知ってるんだなー。


と、なんだか、高揚したような、深く納得したような不思議な気持ちで、
その日は眠りについたのでした。


***


と、めでたく(?)くっついたので、これでなれそめも
終了な感じですが、一応、ラストのその7につづきます。


ちなみにあっさりオッケーされたことに、あおちゃん自身は、
相当驚いていたよーです。

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旅に出ようよ -なれそめ その5

すっかり秋ですね!

食欲の秋に先駆けて、一足早く、鏡の前に立つのが
すっかり嫌になる体型になってきたので、地味~に運動を再開。

久々のカーヴィーダンス20分で、側筋がえらいこと筋肉痛になりました。
どんっだけ衰えてんのー! と涙しつつ、頑張ります。。。

さて、なれそめの続きです。
その1その2その3その4はコチラ。

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さて、あおちゃんの存在に微妙な変化を感じたりしつつ、
その一週間後、二人で一泊のドライブ旅行にでかけました。
目的地は群馬の吹割の滝。

滝好きのあおちゃんが、昔から行ってみたかった、ということで、
温泉と合わせワザで企画したんですが、これがめっちゃめちゃ
楽しかったんですねー。

昼間、滝や神社を見て歩くのも。
山登ったりしちゃうのも。
天気のいい中の、ご機嫌なドライブも。

夜は、珍しくお酒を飲んでみたり。
星を探しにふらふらと暗い温泉街を二人で歩いたり。
翌日は滝を見た後、美味しいかき氷を食べる為だけに、
炎天下に、三時間も並んだり。

そんな中、なんであおちゃんには恋人が出来ないんだ、
という話題が、軽いタッチで何度も話に出てきていました。

あおちゃんは、当時、実に7年以上恋人がいなくて、
自分でも「恋愛ってどうやるんだかわかんなくなってきた」と
言い出す始末。

あおちゃんに恋人が出来ない理由なんて、私からすれば
もう明々白々で「魚がいないところで釣りをしているから」
もしくは「そもそも釣りをしていないから」


あおちゃんは、業界に出るのが苦手です。
なんとか、地元でも交友を広げようとはしたみたいですが、
基本的に、あまり友達を多く作るタイプじゃない上、
そもそも業界そのものがあーんまりお好きでない。

でも、女性が恋愛対象にならない人たちとしかいなかったら、
そりゃフツーは恋人は出来ないと思うんですね。

というわけで、私は、業界に出ろ出ろ、出れば絶対モテるから、と
旅行の間中、発破をかけておりました。

ちょっと存在が大きくなっていたとはいえ、私にとっては、
とてもいい、素敵な友達にみえていたあおちゃん。

たとえ他に恋人が出来たとしても、おめでとう! って
めいっぱいお祝いして、その後も楽しく付き合えるだろうな~、と
思っていたのでした。


その6につづく。

***

なれそめ書き始めてから、ぽちりを頂けることが増えました。ありがとうございます!
楽しんでくださってるのかしらーと、とっても励みになっております。
(しかしながら予告どおり、あまり起伏がない話で、すみません。。。)
あと、二回宜しければお付き合いくださいませ!

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変化のきざし -なれそめ その4

なれそめ書いてます。その1その2その3はこちらからどうぞ。

ちなみに7で終わる予定です。


***


さてそんな友達街道まっしぐらだった私にとって、
ちょこっとした転機になったのは、あおちゃんの前回の誕生日でした。

何故か、誕生日がユーウツだ~、テンションが下がる~、と、
呟いていたあおちゃん。

なんだよー、誕生日なんて年に一度の主役の日で、
いつまでも祝ってもらうもんだぜ! と思っている私としては、
ほっておくわけにはいきません。

誕生日前日、ちょうど研修が終わった頃、ふと、あおちゃんも、
そろそろ仕事が終わるんじゃないか? と思って、電話してみたら、
絶妙なタイミングでビンゴ!

仕事帰りのあおちゃんがつかまり、そのまま、あおちゃんの会社近くの
お店で、プチ誕生日パーティーが開催されました。


自分で声をかけながらも思いがけなかった、お祝いのご飯と、
なんだか二人ともテンションがあがった感じの楽しいお喋りに、

あー、この人が生まれてきて、私と一緒に今ココで、
こうやってご飯を食べてる時間があることを、
私はなんだかとっても嬉しく思ってるなー。

なんてしみじみ感じて、ちょっとどっきり。

当時、日記にこんなことを書いてました。


*** *** ***

誕生日なんて、何歳になったって、祝って貰ってなんぼだと思う。
365日の中、その日はその人の日。

全然マメじゃないから、忘れてることもかなり多いけど、
実はひっそり誕生日信者です(笑)。


そんな人が、「明日誕生日だよ~…」と何故かマジで落ちてる友人を
見つけてしまったもんだから、さあ大変。
遅い仕事帰りをひっ捕まえて、無理矢理祝う。

相手の会社近くまで押しかけ、こじんまりしたスペイン料理屋で乾杯。
何故か私が食べたいもの(則ちニンニク料理と生ハム)を頼みまくる。

月曜から、むしろ若干嫌がらせだったかも……? と、解散後に、
密かにドキドキしてたけど、喜んで貰えたみたいで一安心。


あなたが、ここで私とゲラゲラ笑っていてくれる今に辿りつく、
その最初の日があることを、私は本当に嬉しく思うよ。

ハッピーバースデー!


*** *** ***


思いのほか、あおちゃんの存在が自分の中で大きくなっていることに
気がついた瞬間でした。


その5につづく。


あおちゃんがこの日のことを書いてくれたブログ記事は、
嬉しくて何度も読み返したりしてました(笑。

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君はともだち -なれそめ その3

なれそめ、はじめました。
前回まではこちら→その1その2

***

当初、あおちゃん本人からも、紹介してくれた友達からも
「(あおちゃんは)人と仲良くなるのに下手すると年単位の時間がかかるし、
メールも無精で、あんまりやりとりしない」、と、聞いていました。

たしかにランチ会の後に、一緒に行ったオフ会でも、静かに飲んでいて、
あまり人と積極的に交流を持とうとしない人なのかなーという
イメージを持ちました。


ところが、最初に二人で遊びに出掛けた日のこと。

この日は銀座でスイーツをハシゴしようというゆるいコンセプトで、
出かけたんですが、おしゃべりしてるうち、会話がえらいこと転がりだして
とまらなくなり、なんとなく解散しがたく、カフェを三件渡り歩き、
最終的には、恵比寿の居酒屋で飲みはじめ、
なんと12時間、ひたすら喋りっぱなし。

この日は昔の恋愛の話や、仕事の話、周りの人たちの話と、とにかく
二人とも本当ーによく喋った!!
(あんなに喋ってくれたのは、もしかしたら後にも先にもこの日が
一番かも…)



この日を皮切りに、私たちは急速に仲良くなりました。
Pさんとのディナー企画に誘ったり、
みんなで遊んだ帰りに二人だけで夏祭りにいったり、
仕事中、仕事場の近くに寄った時はランチに呼び出したり、
果ては、一緒に旅行に行く予定を立てたりなんかしていて、
やってることが、いまとあんまり変わりません。

メールも特に無精という感じもなく、やりとりしてくれることが、
なかなかに嬉しく、「この人、結構私に心許してくれてるよなー」なんて
調子こいて思ってました。


しかし、私の狙い通り、仲良くなっていったこの時期、
実は私、あおちゃんのことを、恋愛対象としては、
さっぱり見てませんでした!




あおちゃんを恋愛対象として見なかった要因は、色々ありましたが、
一番大きかったのは「普通に女子っぽい」人だったからでしょう。

あおちゃんは、あえていうなら、「世間的にはボーイッシュといわれるかも?」
くらいのビジュアル。

私の好みは、自分自身では「中性的」といっていましたが、周りから見ると、
「業界的にボーイッシュ認定される」ビジュアル。


「世間的なボーイッシュ」と「業界的なボーイッシュ」。


ここには、同じボーッシュでも、ふかーくてひろーい大きな溝があるね。

どんだけ深くて広いかといえば、





AKBの宮澤佐江ちゃんと、





なでしこジャパンの海堀あゆみ選手くらいの幅がある。





あ、ちなみに、私がときめくビジュアルは近賀ゆかり選手です。うふ。

参考:近賀ゆかり選手


どうでもいいところに話がそれましたが、そんなわけで当時、
私にとっては、あおちゃんは、気さくで、気を使わなくていいし、
話してるのはめっちゃ楽しいし、美人さんだし、
すっげーいいビアンの友達ができたなー! って感じでした。


その4に続く。


後から聞くと、あおちゃんは、この辺りから一応少しずつ意識し始めてくれてたみたいです。

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Author:ヨコ
どたばた働き、美味しいご飯をぱくぱく食べ、5歳上の彼女とのお付き合いはのんびりまったり、一緒に楽しく暮らしております。

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